イリヤの空、UFOの夏〈その1〉[Amazon]
2001年の作品。2005年には遅まきながらアニメ化もされた。涙無くしては語れないラストと、そこまでの描写が非常にウマイ。読んだことが無い人はぜひ読んで欲しい。
■2001/10 ライトノベル第1巻発刊
■2005/01 アニメ化(OVA)ネット先行配信 後にDVD化
■イリヤの空、UFOの夏 – Wikipedia
あらすじ
主人公(浅羽直之)は夜学校のプールに忍び込んだ際にヒロイン(イリヤ)と出会う。
この時点では明らかにされていないが、ヒロインは、地球を宇宙の侵略者から守る
戦闘機の数少ないパイロットであり最後の一人
戦友を失い最後の一人として、地球を守る意志がなくなっていた
ヒロインに守るべき物を与え、敵地に特攻させ地球を救うという
作戦のために、学園に転入する事になっていたヒロイン
はたまたま、学校のプールで主人公に出会ってしまい恋に落ちる
戦争以外何も知らないヒロインは、日常しか知らない主人公と
ぶつかったり和んだりしながら恋を深めていく
最初は何も知らなかった、主人公もだんだんとヒロインの
事情を知り、最終的にはヒロインを連れて脱走を図る。
イリヤの保護者達も自らの行為に罪悪感を感じていたのか
これを見守るが、高々平和ボケした少年が少女を連れて一人で自活できるわけもなく
生活に疲れ、ヒロインともめ事。破局へ
それでも、主人公のことを思う余り壊れてしまうヒロインをツレ
目的地であった実家へとたどり着き無事?保護される
最終的に、当初の作戦通り、ヒロインが敵地へ特攻する日がやってきて
二人は再開する。そして、はぐくんだ愛を確認して
少年を守るためだけに、ヒロインは敵地へと向かう
作戦は成功したわけである。
結局、ヒロインが生還した描写はなく、主人公が空の下でよかったマーク※を書く描写で終わる
※よかったマーク:作中で良いことをしたひとにあげる印。これを大地に大きく書くことで
宇宙で散っていったイリヤに見せたかったと思われる
感想
涙無くしては語れない
ハッピーエンドが主流のライトノベルの中ではめずらしく、アンハッピーなエンドを向かえる。
鉄人定食※などの話題を通じて、ヒロインがだんだんと世界になじんでいく描写をして
幸せになるのだろうかという臭いをさせておいて、最後に散っていく描写は本当に涙無くしては語れない。
まさに全体の構成が見事だからこそ、最後の涙が光という物
※鉄人定食:主人公の事を良く思っている女子と、ヒロインが仲良くなるための短編。大食いバトルという
日常的な話題を通じて、戦争に生きてきたヒロインがちょっと日常的な側面を得るというシリーズ中でも屈指の見所
3巻の無銭飲食列伝に収録されている












