奇譚というか、伝奇っぽい作風
なので、比較的、西尾維新流が、出しやすかったのか作風と、西尾維新がマッチしていたと思います。
ただ、残念なのは原作のにおいが強すぎて、やはり、西尾維新流が多少薄れているところか?
いや、それも、また、面白いのかもしれない。
冒頭に書きましたが、西尾維新版DEATH NOTEが、原作をしらないと、オチが理解できない作品であったのに、対してこちはら、ちゃんと、原作をしらない僕でも楽しめました。
また、西尾維新版DEATH NOTEの方は、主役達がほとんど登場しない脇役の物語であるのに対して、こちらは、主役が全員ではないもののきちんと、登場しているのが良いですね。
結局、DEATH NOTEファンは西尾維新版DEATH NOTEを、西尾維新ファンは×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル を読むのが良いと思います。
作品について
基本の骨組みは、魔法使いと助手という良くあるパターンのソレです。テイストはライト・ホラーテイスト
何でも望みをかなえてくれる、魔法使いと、その下で働く(主人公)助手
なんでも望みがかなう変わりに、正当な対価を要求する
望みがかなった結果、幸福になるか、不幸になるかは本人しだい
どちらかというと、そのダークなテイスト・ライトホラーなテイストは西尾維新には良く似合っているかと
内容について
やや、淡々としているといえなくもないですが、きっちり、起承転結ついているお話が2つと、おまけの話が1つ。
CLUMPの挿絵もあって、まさに、伝奇という形で、物語が進んで行き
気がついたら、読み終わっている。うん。すばらしい。
このあと、原作を読んだのですが、原作の雰囲気を失わず、いや、
あれ?これ原作者一緒?と思ったぐらい、よく世界観を生かしているかと思います。
(※いや、それはDEATH NOTEも同じだったのですが、いかんせん登場人物が)
結局、不幸になるにしろ、幸せになるにしろ、魔法使いの下を訪れるお客さんと
助手である主人公の絡みがまた、面白いですね。
小説という分野のせいか、謎解き的な部分もふんだんに盛り込まれていて楽しい
ハードカバーなので若干お値段はしますが、装丁もきれいですし、オススメです。
