魔王の憂鬱[Amazon]
世界を征服しようとする魔王があまりにも、勇者が現れないので、自分で自分を封印してみたり、あまつさえ、自分で異世界から勇者を召還してみたり、召還された勇者が女子高生だったりと、どうみても、萌え魔王小説です。ありがとうございました。というところなのですが・・・まぁ、わりと、話の構成事態はおもしろかったかと。
話自体は、へっぽこ魔王ものというか、萌え魔王もの。
とくに意味もなく、世界征服をくわだて、
勇者の出現をこころまちにするも、あらわれず
あぶなく、征服が成功してしまいそうなので
自分で自分を封印してみたり
それでも、勇者があらわれないので、勇者を召還してみたら女子高生だったり
するわけですが
まぁ、ここまでなら、ありきたりの、萌え魔王小説なのですが
読み進めていくうちに、すこしづつ違いが明らかになってきます。
その世界では魔王などいなくても、人は若死にし
奇形化し、ろくな食料もなく、そして、人類はすでに、生殖することすらできず、クローンで子孫を残す程度
そう、勇者様が呼ばれた世界は、魔王などいなくても終末の世界だったのです
他方、まっとうな、科学文明の世界から来た、勇者様(女子高生)は、ふつうに存在しているだけでも
力持ち、というか、その世界の人が力なし・・・
という状況で勇者かいどうをまっしぐらしつつも、世界がまりにも、終末的なことに、感じがすこしづつ変わっていく
そして、最後には、勇者と魔王の対決となるわけですが・・・そこにも一波乱
プロットといか、ストーリーの流れ自体は、萌え魔王ものから始まって、うまく、話を延ばせていて
とてもおもしろいと思いました。
まぁ、難点をいえば・・・
文章に躍動感がないというか、安っぽいというか・・・がなければ、秀作だったのですが・・・
話の展開『だけ』はおもしろいと思うので、まぁ、読んでみてはいかが?という程度