塔の町、あたしたちの街[Amazon]
誤解がないように先に言っておくと、この作品の点数である4点という点数はひどい作品であるから、4点という事ではない。ある一定の水準を超えた良い作品だとは思うのだが、いくつかの点で荒削りすぎて良くない場所があるので、本来あるべき姿からは遠いという意味の相対的な点数であって、絶対的にダメな作品という意味ではない。そういう作品には5点を付けることがむしろ多い。
では、なにかというとこの作品自体は全般的に淡くて繊細で、まだ青年期の少年少女独特の内にこもる気持ちと外に伸びようという気持ちが描かれていて美しい。しかし、本に使われているオビと最初の数ページと、その後に続く内容が一致していない。そのため、この本を手に取るべき読者が手に取らず、違う内容を期待した読者が手に取ってしまう可能性がある。そのため4点とした。