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人類は衰退しました/田中ロミオ 評価 8/10 ほのぼの系

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 あえていうなら、シムアース(地球想像ゲーム)というか、神様視点というか、マリーのアトリエで作るのが人類とか、そんな物語を想像してもらえれば遠くない。

 ゲーム業界では、神ポジションにいるシナリオライター田中ロミオ作の小説と言うことで期待していたが、結果は・・・

不思議な世界で神様役をして人類を育てる

 人類が衰退してしまって滅亡直前の世界。人類に代わって増えていたのが妖精さん。この妖精さん、妖精さんだけにとても不思議な魔法のような力があって、増えたり減ったりさぁたいへん。

 主人公の少女が妖精さんに名前を付けたとたん、次の日には文明が急発展、一夜にして大都市が・・・。そうかと思えば、少女が文明が急発展しすぎると感想を言うと、原始時代から着実に進化してみたり・・・

 神様視点で人類のかわりに、人類が妖精さんの進化を見つめるところに面白さがある!! しかも、普通の進化ではなく魔法を使ったちょっとしたおもしろい進化なので、田中ロミオ独特の感性のオチがあっておもしろい。

ゲームと小説の違い

 ゲームの場合、シナリオ以外にもキャラがあって、音があって場を盛り上げてくれる。小説だと、それをすべて文章でやらなくてはならない。

 そう言う意味では、この本もシナリオ=ストーリ自体はとてもおもしろく最後まで読むことが出来た。オチもおもしろい。

 しかし、音や映像の代わりとなる部分=盛り上げ、展開に関してはやや冗長というか生ぬるい。中盤ぐらいでヤヤ中だるみというか、飽きというか・・・他の小説と比べると、ストーリとオチ重視で、読んでいる間のワクワク巻の持続には少々問題がある。なんとはなしに、台本っぽいといえなくもないが、読み手たる僕に先入観がありすぎかもしれない。

 とはいえ、ライトノベルとしてはおもしろい部類。

 まぁ、今後、躍動感のある文章とか、文章によって想像力をかき立てられる言葉回しとかそういう物が入る余地があるんだろうなーという事で2点ほど余裕を持たせて8点としてみました。

こんな人にオススメ

 基本的にほのぼの系。ややセカイ系気味の本です。強烈なオチとか、悲壮感漂うとかそういう表現はありません。キノの旅のライト感覚的な要素に近いかと思います。(違うけど)

 強烈な個性はありませんが、ほのぼの系とか、ちょっと違った視点が好きな人向けだと思います。

 最後に結論だけを簡潔に言うと、おもしろいが、大きく期待するほどではない。ほどほど、となる。


2 Responses to “人類は衰退しました/田中ロミオ 評価 8/10 ほのぼの系”

  1. B より:

     「リセット」が不可能ではない。

     と言う意味では確かにゲーム的ではあるものの
    完全には制御出来ず、現実を侵食していく・・・

    この部分に言及しないのでは片手落ちであろう。

     実際、神様視点と言うより下級天使視点に近く
    監視を命じられながらつい手出しをしてしまい
    人類に不可逆の影響を及ぼしてしまう・・・

     と言った物語を童話や翻訳ファンタジー風に。

     少々ニート気質の可愛らしい少女を語り手に
    某掲示板風の小人たちとの不思議な交流を描いている。

     遵って、裏に何を隠そうとも派手なアクションや
    文体変更は起こり得ず、世界は童話風に進んで行く。

     たとえ、裏に何を隠していたとしても・・・・・・

     無論、もう一人の助手やら報告書により派遣される
    新たな上司、などと視点が移れば話は変わるのだが。

  2. OKULO より:

    人類は衰退しました

     これは友人から紹介されたライトノベル。小学館が始めたガガガ文庫というとんでもネーミングセンスな文庫の一冊だ。著者の田中ロミオという方は、こう非常にアレな…

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