2007年1021

不気味で素朴な囲われた世界 最後の一言だけがおもしろい。

不気味で素朴な囲われた世界

 最後の一言だけがおもしろいよねー。それはホメ言葉だろうか、けなし言葉だろうか。個人的には、最後まで読んで、最後の最後の一言で笑うというのは、一種の才能だし、それはそれでおもしろい感動だったと思う。
 くじけずに、最後まで読んでみて欲しい。いや、途中も実はそこそこおもしろいけどね (すこしネタバレ)


トリックなどない・・・

 さて、この小説には、他で言うようなトリックなどないし、アリバイ工作などもほとんど無い・・・

 むしろ、稚拙すぎてトリックと気が付かないようなトリックがトリックとして存在している。そういう意味において、この本は推理小説ではないしミステリでもない。どちらかというと落語?

 いやぁ、最後の一言のためだけに書かれたような小説。そこまで読んであぁ、なるほどぉと。思わず納得してしまう。落語で言う落ちがある。というか、落語。

 まぁ、そういうわけで、いわゆる西尾維新のぶっ壊れた世界観・・・というよりは、ほんのちょっと壊れた世界観で送る本作。どちらかというと入門編。ハードカバーで高いお金を出して買うほどではないので、新書版をお薦めする。


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