スタバではグランデを買え!
『スタバ』という人気単語、『グランデ』というちょっとしたチョイス、『買え』という、なんとなーくお得感をよそおった強い単語。を組み合わせたタイトルはグッドチョイスなキャッチコピーだと
本は表紙とタイトルで買わせるという売り方が大半だが・・・。いやぁ、このタイトルは強力
~なのはなぜか?
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?でも最後が?。こういうキャッチコピーはついつい答えが知りたくて見てしまうという現象を期待できるのか・・・この本では章の大半が?終わり
第1章 ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?
ついついコンビニで買ってしまいがちなペットボトル飲料。こんなこといわれたら、ついつい気になっちゃいませんか?
第2章 テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?
知ってはいるつもりの、者が安くなる理由も改めていわれると、どんな理由なのか知りたくなってしまいそう?
第3章 大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?
これも第2章とおなじ。みぢかな話題。TVもDVDも普段接している物。ついつい安く買いたい。もっとお得な技が知りたいと思ってしまう、いわゆる『あるある病』の日本人魂を刺激します。
第4章 携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?
そして、テレビ・デジカメ・DVDと成人向けの話題だけではなく、若もにも共感されそうな話題だと思いませんか?どうでしょう?
そういう話題を出すことでついつい読みたくなる感をねらっている?
第5章 スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?
第4章で若者向けな話題がでたところで、極めつけ、スタバ!! こういう人気ワードをいれてくるあたり、ある種のSEOといってもいいぐらい?
第6章 100円ショップの安さの秘密は何か?
そして最後は100円ショップ。この話題で、奥様も若者もぐぐーーーと心をつかんで話さない。そうそう私もそうおもってたのよ!!とか、えーそうだったんだ!!と生活に密着したおどろき。いわゆる『あるある』的な感動
そういうのが売れる本の秘訣なのかもしれません。
第7章 経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?
軽い話題だけだとビジネスマンには影響力がありませんが、ビジネスマンは最後にキャッチ。だって、ちゃんと最後まで読んでくれますからね。さっと読むだけの奥様・若者向けの話題を本の頭に。ビジネスマン向けのキャッチーなワードを後にもってくるセンスはさすが売れ線本というところでしょうか?
第8章 子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?
経済の話題のあとなので、ちょっと深刻な子育てとか国の未来の話。ずーっと軽い話題だけではなく、深刻な話題も取り上げて本の重さを出そうという戦略でしょうか?
終章 身近な話題のケース・スタディ
さてさて、やっと最後になって・・・ケーススタディ。回転ずしや、携帯電話の料金、環流CDについて書かれています。まぁ、ぶっちゃけあまった話題でしょう。w
感想
と、ざーーーっと、本のタイトルからみる話題を紹介して、感想なのですが
ようするに『あるある』です。まぁ、良い意味で
タイトルから見ればわかるように、日常のごく普通のことをちょっとだけ、コスト等をからめて『あるある』的に紹介した一冊。
コンビニとスーパーどちらが得か?というタイトルの割には、それは『あなた』次第。みたいな曖昧な終わらせ方だったりしてw 要するにキャッチーなネタを新鮮なところだけ料理して、ふかーーーい所はぼやかすという。いわゆる流行に流される系の本です。
もちろん流行に流される本なので、明日すぐ使えるトリビアみたいな感じでネタにはなります。しかし、たとえば、スタバではグランデを買えというのは、グランデの方が お店は人件費を考えると原材料費はたいした物ではないからお得、客としては量が多いからお得。みたいな単純な結論が書いてありますが・・・複雑に考えれば、量を多くすると居座る客が増えて回転率が悪くなるのではないか?とか、女性では飲みきれないのではないか?飲みきれない量だった場合はどこがお得なラインなのか? 同じ+100円を払うなら、量を増やすよりもカスタマイズの方が良くないか? などなど多角的な観点、さまざまなパラメータを相互比較した上で、グランデという選択ではないので・・・なんとも表層的な比較
というわけで、タメにはならないが、トリビアにはなる。そういう知識がたくさんたくさん、詰まった本です。話題の本なので、話題が欲しいという人にオススメ
まぁ、そういううわべをさらーーーとさらった上に、キャッチの付け方がうまく、権威付けもほどほどにできているので、大衆受けする本ですねぇ。そら売れるわとか思います。
ごく個人的な最近の感性で言うと、こういう売れ筋本は、『キャッチなタイトル』『読者に共感されやすい日常の話題』『なんとなく科学的な考察(わかりやすい事)』『本格的な科学的ではない考察(複雑でないこと)』という軽い内容が売れるんだなと思います。意外と、ベストセラーなハードカバー系の本もライトノベル的な売り方ですね。