2008年0125

[創作話題] 賢者と愚者とお姫様

あるところにお姫様がおりました。賢者と愚者は、お姫様をレストランへと連れて行くことになりました。

賢者はWeb2.0やハイテクツールをフル活用し迷うことなく、お姫様をお店に送り届けました。
「どうですか、私は博識なのです。なんでも聞いて下さい」
賢者は胸をはりました。

一方、愚者は道などまったくわかりません。


道がわからない愚者は、とりあえず、お姫様と街をうろうろすることにしました。

最初の10分は会話もありませんでした

1時間がたっても、まだウロウロ。とりあえず、愚者とお姫様は暇つぶしに会話をすることにしました。

2時間がたった頃、まだお店に着けないのですが、途中に綺麗な小物屋さんや、ファーストフードのお店があったので、買い食いをしたり、ウインドウショッピングをしたり、のほほんとお店を探し続けます。

8時間がたった頃、ようやく二人がお店に着いた頃、すっかり夜も更けてお店はしまっていましたが、途中で別なお店で食事をすませていた二人は、おなか一杯でした。

愚者は言いました。 「うーん。今日は楽しかったよ。お店が閉まっていて残念だね。また次の機会に案内するよ!今度はもう迷わないよ!」

お姫様はちょっと呆れた顔をしましたが、どこか楽しそうでした。


さて、次のチャンスも、次の次のチャンスの時も、結局、愚者は、おろかなので道に迷ってしまい、うろうろ、うろうろしてしまいました。また、お姫様と、ウインドウショッピングをしたり、映画を見たり、食事をしたり、楽しい時間を過ごしました。

そうして、夜が更けて、目的のレストランにたどり着きます。

また、愚者はこう言うのでした
「うーん。今日は楽しかったよ。お店が閉まっていて残念だね。また次の機会に案内するよ!今度はもう迷わないよ!」

こうして、愚かな愚者はいつまでも、いつまでも、道に迷い続けましたとさ


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