2008年0308

リセット・ワールド = 前半は面白いが後半は結局ドンパチ

リセット・ワールド―僕たちだけの戦争

大人達が死に絶えた、子供たちだけの世界で、子供たちだけが生きていくという話し。前半は、崩壊した経済活動の中、たとえば、肉がもう作れなくなっているのでスパムの缶詰が高く取引されていたり・・・食用として犬が高レートで取引されていたり。物々交換だったり、紙幣の発行のまねごとをするグループがいたり。経済をミニチュア化した小説として、楽しく読めたのだが・・・



前半経済・後半戦争

前述のように前半は経済本。まぁ、不良どもが独立国家?を作り、弱い物を虐げたりしてちょっと世紀末物っぽい。女の子をスパム缶2つと取引する人身売買(救出のためだが付いた値段はこんな物)な主人公とか笑う。

しかしまぁ、ターゲット年齢が、公称値10代であるはずのライトノベルとして、経済や政治をミニチュア化して物語として伝える試みは好きだ。

この試み自体は、扉の外という作品でも行われていて、なぜ戦争が起こるのか?国家間の疑心暗鬼とはみたいなものを見事に表現していて、とても面白かった。なので、この本にもそういう事を期待してワクテカしながら読んでいたのだが・・・

後半は、悪い奴から女の子を救出した当たりから、アクションヒーロー物とでもいうか、ドンパチ物と化してしまい、非常になんというか、あー、マンネリだーつまんねーという印象。

しかも、あれー、なんだか、鷹見一幸っぽいマンネリ展開だ。どこかで見たことあるワンパターン展開だ~と思っていたら、本当に鷹見一幸著だった。うわぁ


総評

 ま、お小遣いが余っているなら、前半部目的で買うのは、良くはないが悪いとは言い切れない。個人的には、鷹見一幸著はでたまかシリーズでドンパチはやりきったと思っているので、このまま、経済戦争か、政治戦争などへと流れていって欲しい物、というか、戦争から別のことをテーマにして欲しい物。飽きた

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