2008年1112

プロジェクト管理という物を料理で説明するよ

プロジェクト管理というものについて、よくある誤解を料理で説明するよ。(知り合いに飲み話でつかったたとえをまとめてみる。)

たとえば、肉料理1皿 があるとする。 本を見ながらプロでも素人でも1時間ぐらいでできるとする。これは、プロでも素人でも変わらない。

次に、肉料理と魚料理を同時に1時間で作る。 プロならできる。ご家庭の主婦でもできる。包丁1本で、肉魚野菜を手早く裁き、塩こしょうして 2つのフライパンを使い、もしくは、適宜順番に焼くことで1時間で作れる。作業を並列化できるできるのである。でも、素人にはできない。1皿づつ1時間 合計2時間かけてつくらないと多分素人には作れない。

最後に、20個のテーブルがあり、これに毎時10組20名のお客さんがやってくる。営業時間は5時間。お客さんは10種類のコースの中からランダムに1種類を選ぶ。10組のお客さんのうち何組かは遅れてやってきたり、早くやってきたりする。テーブルには余裕があるり足りなく成らない物とする。合計100種類(重複含む)。という条件下で、温かい料理を適宜出せるか?という条件になると、プロだけができて、ご家庭の主婦は脱落する。

要するに1皿1時間かかるからといって、10皿10時間とはかぎらず、これを10皿でも1時間で作り上げる。しかも、1皿1皿違っても対応する。というのが、プロの料理人という事。

プロジェクト管理もこれと同じ。1皿の料理はだれでもできる。100皿になると、平行してできなくなる。



ここで、100皿あるなら、100人 人を雇えばいいじゃないか!。というのはプロジェクト管理ではなく・・・赤字経営と言う

たとえば、行程を分解して順序よく分担することで、10人 一人1時間十皿でできるような、仕組みを作って、10人の料理人に指示していくことを、プロジェクト管理。と呼ぶ。

上級のプロジェクト管理人になれば、10人で200皿、300皿と より多くの顧客の注文に対応できるようになる。たとえば、野菜を切るだけ担当、焼くだけ担当など適宜指示を出していくのである。一人ひとりは1皿も作れなくても、最後の行程で300皿できれば、一人30皿なのである。

さて、こうかくと、じゃぁ、上級のプロジェクト管理方法を編み出して定形化して本にしたり、人に教えたりすれば良いんじゃない?って言われる。

しかし、それは論理的に考えて不可能なのである。上記の料理の例を考えて欲しい。お客さんがどのコースを選ぶか分からない、遅れてきたお客さんに冷たい物は出せないし、早く来たお客さんを待たせるわけにはいかない。

これと同じようにプロジェクトという物も、予期せぬ事象は山ほど起きる。顧客の仕様変更。ハードウェアや、ソフトウェアが思った通りに動かない。人が急にやめる。などなど。

こういう、やってみないと分からないこと。という要素があり、それをリアルタイムに吸収していく技術、というもののプロジェクト管理には含まれるからである。

機械で作って定時に運ばれるてレンジでチンするお弁当と、レストランの料理は違うのである。前者なら作り置きできるという意味で、機械化することは可能である。しかし、後者はリアルタイム要素が排除できないという意味で、大きく異なるのである。


さて、ここまできて、最後に何が言いたいかというと、1皿だけつくられた料理を見て、料理人の腕を決めると、レストラン経営では痛い目を見るという事。

リアルタイムに、人を使って、自分が動いて、どれだけんの皿数を作れるかが料理人であり、プロジェクト管理の腕前だと言うこと。

にもかかわらず、、1皿だけつくられた料理を見て、料理人の腕を決めると、レストラン経営では痛い目を見てる人って多いよねと思った。

はい、最後に、そうだよねー。と思ったあなた・・・・実は 50人で100皿ぐらいじゃないですか?ちゃんと10人で100皿作れてますか?
料理と違って、プロジェクトって皿みたいな分かりやすい単位がないから・・・本当に難しいと思います。

いやいや、違うよーと思ったあなた・・・コメントへどうぞ。


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コメント

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心は萌え(管理人)(--)『

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shun : 2008年11月12日 14:10『

ちょっと本題とずれるかもしれないけど、大事だと思うのでコメント。

> 1皿だけつくられた料理を見て、料理人の腕を決めると、レストラン経営では痛い目を見る

これは、そのレストランの戦略次第だよね(What is your target market? ってやつ)。別に具体例出さなくても分かってもらえると思うので、これ以上はかかないけど、ここを知ること(決めること)は死活問題になる。

 

心は萌え(管理人) : 2008年11月12日 14:18『

>shunさん

吉野屋でいくのか、ロブションでいくのかというのは戦略ですね。

ただ戦略という単語は非常に難しいと思い。

戦闘というものは、戦術で有利不利にもなり、戦術は戦略で有利不利にもなります。

その前提で


最高の戦略が、戦術にくつがえされ、戦術が戦闘にくつがえされることもある。


ということを考えると。

戦略から戦闘までが矛盾無く運営できるかどうか?ということにかかっているかと思います。

なので、戦略をヤル人間というのは、戦闘のことをよく知らなければならないと思いますし、戦闘を行う人間は戦略のことをよくしらないといけないと思うのです。


そういう意味で、お互い1皿だけで決めてはいけないよと。

 

shun : 2008年11月20日 16:49『

ですね。

 



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