毎週毎週楽しみに見ていた『セレブと貧乏太郎』というドラマの最終回が最底だった・・・
まず第1に、そこまでは、セレブと貧乏が強調しあって、お互いの良いところを保管し合う関係だったのに・・・最後は、金持ち=悪 貧乏=正義 みたいな勧善懲悪の構造の終わり方だったこと、いい加減、金持ちへの憎悪をすててくれないだろうか?残念だ。
次に、その正義の側、貧乏側が金持ち(悪)を懲らしめるとして、詐欺をはたらき、詐欺がバレると脅迫していること。ようするに、貧乏なら、正義なら、何をしても許されるという、まるで、マスコミは正義だから何をしても許されるみたいな、驕りを見せ付けられているようで、最底だった。ふざけるな、詐欺や恐喝は所詮 悪だ。主人公もライバルも結局悪で終わるエンディングって一体・・・
もちろん、副次的には、悪者がカッコイイ解釈方法、恋の深さを読み取る解釈方法も用意されているのだが、主題として、貧乏万歳。悪い奴相手には何をしても許される。みたいな、構造はいただけない。
あと・・・サブヒロインが・・・いるのだが
このサブヒロインとか、ヒロインの最後の詐欺の中でのシーンがものすごくいただけない・・・
サブヒロインが『気にくわない金持ち(悪)』、に、勝負に勝って真の金持ちになったらどうする?って聞くシーンがある。それに対して、『気にくわない金持ち(悪)』は『そうだな、世界中の恵まれない子供たちにプレゼントしようか?』と答えるのである。つまり、『気にくわない金持ち(悪)』は実は、金にこだわっていない、勝ち取ったら物にこだわっていない。
対して、この物語の最後、ヒロインは、『気にくわない金持ち(悪)』にだまし取られた金を、だまし返して世界中の恵まれない子供たちに寄付させてしまうのである。同じ事をやっているようにみえるが・・・
ヒロインよ・・・おまえ、そのお金はお前の金じゃなくて、お前の親の金。親の金をだまし取られておいて、取り返せたのに、寄付してしまう。お前の金じゃない!親に返せ!気にくわない金持ち(悪)』は自分がセレブのヒロインから奪った金だから、寄付しても、捨ててもいいけど。ヒロインよ。お前はダメだ。お前の金じゃない。お前の親の金だ、親に返せ。。まぁ、返さなくても良い。恋に生きろとそれを許した親はすごかったと思う。正直。
そして、サブヒロインよ・・・おまえ、『気にくわない金持ち(悪)』が、本当は金にこだわらず、くれてやるつもりだった事をしってるだろ?なのに、なぜ、詐欺行為を助ける・・・結局・・・この物語、『気にくわない金持ち(悪)』なら、騙しても良い。って事を肯定しちゃってるんだよね。このサブヒロインのせいで。悪い奴なら騙してもOKってか?おまえそれでもヒロインの一人か?で、最後恋愛競争にも負けてひとりぼっち。人を平気で裏切れる奴はまぁ、そんなもんだ。と『気にくわない金持ち(悪)』よりも、『人を平気で騙せるサブヒロイン』の方に思った。
いずれにしろ、せっかく、心のまっすぐな金持ちヒロインと、貧乏だけど光るところのある主人公の面白い物語は・・・単なる、人情って良いよね、悪は騙しても恐喝しても良いけど!。セレブとか貧乏とか関係ないよね!、最後に選ばれるのは貧乏だけど!みたいな、なんというか、変な価値観の終わり方をしてしまって残念でした。
最後は、金持ちと貧乏の調和を見たかったのに、貧乏だけが◎をもらうようなエンディングは本当に残念だ。いや、恋のために、全てを捨てられる。(途中の話しでヒロインは、悪役のために全てを捨てようとした。そして、今度は、主人公のために全てを捨てた)。それはスゴイと思うけど、そうじゃないと思うんだよ。それは、違う。協調と調和じゃなくて、減衰と妥協だよ。それじゃ。
まぁ、良くも悪くも、悪役のセリフ通り、儲けた金でコレクションを買ったら全部、恵まれない人にプレゼントする。という言葉通り。騙されてはいても、コレクションを買い。そして、それを全部、プレゼントしたのだから・・・
結局、悪役は、騙されることを知っていて、騙されたわけで・・・勝てることを証明して、勝負から下りただけ。本当の悪役が誰か・・・というと。結局、主人公達 騙した方なんだよね・・・
なんだかなぁと。
これは、これで、奥深くて、解釈が何通りもある良いストーリーだけど。見たかった物とは、少し違ったなぁと。