Over Drive 10 (10)[Amazon]
たった一言ではありますが、その一言があまりにもシチュエーションにマッチしているというか、全体的な雰囲気を統合した上でカッコヨスなので7点
『天は偽りを容れず(てんはいつわりをいれず)』
単に偽物はバレるという意味じゃないところがすばらしい
一番は常に一人しかいないと言うこと
この巻の中心人物は二人
天才的な実力で、人気も高く光の道を歩いてきた『皇帝』
スターのアシストを続けて日陰ながらも努力を続けてきた凡人
しかし、アシストとはいえ、隠された野獣が目を覚ませば重ねてきた努力は本人を裏切らない
その対決で出てくる言葉が『天は偽りを容れず(てんはいつわりをいれず)』
単純に考えれば、天才を押しのける凡才=偽物はバレる
という意味にもとらえられるが・・・
物語の流れも踏まえて考えると
どちらかといえば、努力のやり方は色々ある。光の道を行くのも、アシストの道を行くのも、結局は、その道上でより努力を積み重ねてきた方が勝つ。
物語は、抜きつ抜かれつの接戦。相手の努力を、自分の努力で塗りつぶし合う壮絶なバトル
そんなこの巻で『天は偽りを容れず(てんはいつわりをいれず)』
偽りが天に認められないというよりは
より努力した方が、天に認められ、真実となり
努力が少なかった方は、天に裁かれ偽りとなり地に落ちる
どんなに努力しようとも、相手の方の努力が自分を上回っていればダメなんだ
という競争社会の厳しさがありつつも
そしてなおかつ、最後に勝ち残った物は、たとえ何でアレ、真実になるんだという
逆の意味=やさしさ も含まれていて感動です。
このシリーズ自体は、スポコンが隠れているので、好きずきですが
こういう要所要所にでてくる、言葉の使い回しがかなり好きです。
話としてもおもしろいので、マダの人はぜひ
ちなみに、他にもマンガの中の好きな言葉はいくつかあり・・・
退けば老いるぞ 臆せば死ぬぞ
なども、わかりやすくイメージ出来る中にも、深さがあり好きです。