2005年11月07日
萌え経済学 森永卓郎 評価 3/10 びみょ。
萌え経済学[Amazon]えー今話題の萌えの経済学について語った本。ただし、書いてあることは、電波男 評価 3/10 回避の内容に近い感じ。向こうは毒電波を混ぜた毒コラム本。こちらは、まじめな観点からの切り口。向こうを3点にしたので、こちらも同じ点数。ただし、どちらか1冊を読むのならば、電波男の方がオススメ。
基本。ムカツクねん
表紙が、萌えな感じなのでつい、オタクも買ってしまいそうになるが・・・書店での置き場は萌えコーナーではなく、れっきとした経済学のコーナーでした。しかし、なんというか、『矢尽き刀折れ』とオタクの恋愛を表しており、つまりは、オタクどもはモテナイから、2次元に走ったと堂々と書いてある。しかし、それにしたって『矢尽き刀折れ』とかはひどくねーか?オタクになったら終わりか?いや、まだ、彼らには、未来があるんじゃねーか?
なんというか、迫害される?者達への一定の配慮というか、なんつーかかんつーか、ホントに、学者は弱者への配慮はありません。というのが全面に押し出されていて、萌えを期待してオタクが買った場合泣くって(w
というわけで、オタクの方は回避したほうがよろしいかと。電波男には一定のオタクへの愛があったが、こちらはズバンと切り裂かれるので(w
電波男の焼き直し理論からはじまって、表層を述べて終わる
電波男のように、オタクの生態を萌えと電波から切り崩していくか、論理的に、経済的に切り崩しているかの差分はある物の、話したい主旨は同じに感じました。著者自体が、巻末で、電波男について語られていたので、あるていど、影響を受けているのでしょう。
それと、申し訳ないが、経済学書としても、微妙に、微妙。事象をスタティックに捕らえている部分は、ある程度、データなので、そんなもんかとも感じるが・・・
経済学の考察部分については、疑う部分も多い。とくに、技術革新などについては、もう革新は死んでいるみたいな事をいっており、革新の例として携帯は昔からあったが、流行ったのは最近。そういう兆候が現在は無いとしているが、それって、最近は技術の変化が早いってこともあるし、単に著者が兆候を掴んでいないだけではないという他の検討が無く、僕が無いと感じるから無い。というのは学者の言ではない。
そのほか、メイド関連・食玩関連を分析しているが・・・メイド関連については表層を一般的に述べただけ。
食玩についてはよく分からないが、たぶん、同じだろう。どこかで聞いたような内容だと感じた。
経済学というなら、それぞれの業界の資本関係の分布や、他の産業と比べた利益構造の違いなど、データ分析をもっと欲しかったところ。
何を言ってるかというと・・・
右が、経営関連の書籍では有名なウィニング 勝利の経営[Amazon]
左が本書。
比べてみればその差は歴然。
右の経営書がしっかりとしたメッセージがあり、主張があり、問いかけてくる物があるのに対して、本書は、単に事実を並べただけで、何の調理もしていない。
ウェルチ本が実用的かどうかは置いておいても、1つのメッセージであるのに対して、この本は無味乾燥し過ぎ。
これで、経済書の平台におくのは罪ってもんだ。コラムかエッセイの棚におくべきである。
ちなみに、この本の売り場写真(冒頭)の少し左にウエルチさんの本もあるわけだが、まぁ、実力の差だろうね。積まれている量が違います。
結論から言えば、ターゲット読者層ナシ
表紙がPOPな感じで、オタク向け書籍かと言えば、絶対違う。オタクを恋愛にとりのこされた敗者とあつかう本書籍は、オタクには痛すぎる内容だろう。逆に、オタク向け市場に参入しようとする経営者向けだとしたら、内容が一般的すぎる。もっと深掘りしたデータをもってこないと、軽い気持ちで市場参入したら痛手を味わうのではないか?すくなくとも、間違ったことは行ってないが、本質というか、深いわけではない。薄く広く語った書籍であると言えるだろう。
第一、先行者というわけではないが、数多くの企業がオタク向け展開をしており、苦戦しているという昨今。素人考えかつ、この本1冊で市場参入などできるはずもない
じゃぁ、主婦や、学生向けかといわれると、経済関連のデータなど、必要としていないだろう彼らは。また、娯楽書籍ではないので、こういう一般向けとは言い難い。
オタクが好感出来る内容ではなく、経営書としては薄い本書籍。購入する動機がみあたらない。そして、本来であればこの内容ならば5点でお茶を濁しておくところだが、過去、同じ内容で、オタクには甘く書いてある、電波男を3点と評価しているので、これを5点にするわけにはいかず、あえて、3点としたい。
オンライン書店
萌え経済学森永 卓郎
単行本
2005/10/30
ISBN:4062130173
定価:¥ 1,575
Amazonで詳細を見る
なんつーか、経済関連書籍ならいまはこちらのほうがオススメ
ウィニング 勝利の経営ジャック・ウェルチ , スージー・ウェルチ , 斎藤 聖美
単行本
2005/09/13
ISBN:453231240X
定価:¥ 2,100
Amazonで詳細を見る
痛すぎるので、オススメはしないが、オタクの生態がしりたければ、これを読めばオタクの思考ががわかる?
電波男本田 透
単行本
2005/03/12
ISBN:4861990025
定価:¥ 1,500
Amazonで詳細を見る
関連
しろはた::電波男の著者HP森永卓郎トップ
投稿者 kokorohamoe : 2005年11月07日 00:59
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» [書籍]萌え経済学は仮想敵 from 桀紂屋
ISBN:4062130173:detail まがりなりにもオタクと商業についてのネタを書いている者として、プロアマの差こそあれ森永卓郎は競合相手だ。そんな彼が『萌え経済学』なる書籍を出したとあっては見過ごすわけにはいかない。ハードカバーだが200ページ強、さほど時間をかけずに読了した。元の原稿はNIKKEI NET BIZ PLUSという連載の加筆修正。 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_morinaga91 実は彼の著作を読むのは初めてで、 ... [続きを読む]
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