劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』オフィシャルサイト
劇場版Fate 公開記念 UNLIMITED BLADE WORKSの英語の祝詞に隠された謎を追え
英語版の祝詞は、実は、日本語とは少し意味が違っていて、謎が隠されているって、知ってました?
I am the bone of my sword
さて、体は剣でできていた・・・。これ英語訳すると、be動詞の使い方が難しいですが、私は骨である。私は骨でできている。両方、原文を見ると正しい訳になると思えます。つまり、日本語版が、『体は 剣で 出来ている』 そして、『私は剣のための骨である』のダブルミーニングとして捉えても、間違っていませんね?
さらに、
be born (out) of (=existing as a result of a particular situation) (born - Definition from Longman English Dictionary Online)
英語英語辞典だと、be born ofという表現が載っています。動詞として使うこともできて、theがなければ、XXが理由で生まれた。という場合に使えます。
つまり、theが無いと思って直訳すると、私は私の剣が理由で生まれた。
これでは、意味が通りませんね。Fateをやってことがある人ならわかると思いますが、Sword=剣は剣製の意味だと思われます。
なので、I am(was)
the bone of my swordは
私は剣製をするために生まれた。が超訳になります。
ただ、英語では音の近い単語を裏の意味として用いるというのは、当然よくある事。
なので、I am
the bone of my sword は I am bone of my swordの 表裏の意味だと思われます。日本語版は、『体は剣で出来ている』ですね。だからここは。
I am the bone of my sword
私は剣製をするために生まれた。だから、この体の骨は剣でできていた。そして、私自身もより大きな剣の骨である
が面白い訳だと思います。
さて、残りは続きを読むからどうぞ。
士郎編
I am the bone of my sword. 体は 剣で 出来ている
Steel is my body, and fire is my blood 血潮は鉄で 心は硝子
I have created over a thousand blades. 幾たびの戦場を越えて不敗
Unaware of loss.ただ一度の敗走もなく、
Nor aware of gain ただ一度の勝利もなし
With stood pain to create weapons.担い手はここに独り。
waiting for one's arrival 剣の丘で鉄を鍛つ
I have no regrets.This is the only path ならば、 我が生涯に 意味は不要ず
My whole life was “unlimited blade works" この体は、 無限の剣で出来ていた
Fate呪文リスト(士郎)
さて、士郎版の呪文ですが
Steel is my body, and fire is my blood 血潮は鉄で 心は硝子
Steelなにか他の意味があると思いますか?
いろいろ意味があるのですが、
2 a rod of roughened steel on which knives are sharpened.(AskOxford: steel)
こんな意味がります。ナイフを鋭くするための洗い棒。砥石みたいな物ですね。
また、単にSteelだけで、鉄の棒・昔には
Steelだけで要するに剣のことだよね。という時代もあるみたいです。
なので、Steel is my bodyは
Steel is my body
この身は鋼、鋼にして剣、剣にして他の剣をより鋭くする物
さて、and fire is my blood
硝子どこにもでてきませんねw。それには大きな意味があると思いますが、それは、あとで。
fire の意味は大きく2つ。炎と(燃え上がるような)情熱です。bloodは血です。
飛ばしていきましょう。
fire is my blood
この身に流れる血は鉄を熱して製鉄するための熱き炎、体の中には剣製にかける熱い情熱が血のようにかけめぐっている。
Unaware of loss.Nor aware of gain
lossはロスですね。損失です。剣製における損失といえば、失敗作の事でしょう。
Unaware は 知らない、気がつかない。
Nor aware も同様です。
gain は 得るもの。 剣製における得るものといえば、成功の事ですね。
Unaware of loss.Nor aware of gain
失っていることに気がつかず、得ている物にも気づかない
ちょっと固いですね。
Unaware of loss.Nor aware of gain
成功も失敗もどうでもよかった(なぜならば、無限に剣を作り続けるにおおいて、成功も失敗も全て、次の作品のための試作なのだから)
()のぶぶんは、後半にthe only path(ひとつの道だから) という祝詞がでてきますが、このあたりから、ひとつながりの、道なんだからという解釈から引用できるかなと思っています。
I have created over a thousand blades.
これは、もう他の意味のとりようはないですね。
I have created over a thousand blades.
幾千幾万もの剣を作ってきた
と思うでしょ?おかしいところがありませんが?
I have created over
a thousand blade
s.
a は an apple のように1つのという意味を持っています。
にもかかわらず、a と thouthand(千)が同時につくのはおかしいですねただしくは。
正確に数を書くなら
I have created over
one thousand blade
s.
です・・・でも・・・1つだけ、この表現a という曖昧な千個の方が正しい場合がありますよね。
I have created over a thousand blades.
幾千幾万もの剣を内包する世界を1つ作ってきた
そう、あの呪文の答えが、ここに内包されているんです。
幾千もの剣を創るんじゃない、幾千もの剣という概念を創るんだ。
幾千もの剣はじつは、たった1つなんだ。というのが読み取れます。
ちなみに、日本の八や千や万には、もともとgoogle名どと同じで、八百万(やおよろず)、ものすごいたくさん、無数のという意味があり、それと比較すると面白いです。
With stood pain to create weapons.
日本語には出てきませんが pain は痛みです。
この文章は訳すと、
武器を作る痛みと共に立っていた。になります。
日本語と大きく違いますね。
武器を創るために努力して立っていたになるらしいです。しかし、ここは、あえて、原文通り直訳で、武器を作る痛みと共に立っていた。が面白いでしょう。士郎の痛みが伝わってくる祝詞だと思った方が面白いです。
waiting for one's arrival
こちらも、日本語とはすこし違います。
one's arrival は誰かがたどり着くで直訳すると
誰かが到着するのを待っていた。
ただ、誰?というのと、どこというのが、明確ではありません。
つまり、私が、という意味に置き換えるとすると・・・たどり着くのはどこでしょう?剣製のゴール。完成ですね。
one:sを自分と捉えれば
With stood pain to create weapons.
waiting for one's arrival
創る痛みに打ち震えながら、それでも、完成にいたるまで創り続けた。
one:sを誰かと捉えれば
With stood pain to create weapons.
waiting for one's arrival
創る痛みに打ち震えながら、それでも、先達が、後輩が、友が、誰かが来るのを待っていた。
足すと
With stood pain to create weapons.
waiting for one's arrival
先達を、あとに続く者を、友を、まちわび、創る痛みに打ち震えながら、完成にいたるまで創り続けた。
こんな感じでしょうか?
さて、I have no regrets.This is the only path
regretsは悔いです。つまり、I have no regrets。悔いはない。
江田島平八郎ではないですが、
我が人生に一辺の悔いはない。
This is the only path
path は 進路 小道なのですが、the only 唯一のがついていることで、解釈が難しくなります。
これは、ただひとつの道だから。
何の道?なぜ一つ?解釈が難しいところです。
ひとつしか選べなかった、選択肢がなかった。という意味に捉えれば、これしかなかったんだもの。という解釈に。でも、それでは、悔いがないという理由になりませんね。
では、どういう事でしょうか?これは、あとのお楽しみにしておきましょう。
My whole life was “unlimited blade works"
これも、他の意味は作りにくいですね。
私の人生は“unlimited blade works"だ。です。
はい、長い間、お疲れ様でした。UNLIMITED BLADE WORKS士郎編の超訳いかがでしたか?つまらなかった?ごめんなさい。楽しんでいただければ幸い
おめ汚し
超訳をまとめました。
私は剣製をするために生まれてきたのかもしれない。
鉄と炎でできたかのような血肉の感じられない機械のようなこの体
炎のような血が体を焼き、鉄のように重い体が剣を創る痛みに震える。
それでも、きっと誰かが来ると、誰かのためになると、剣を作り続けてきた。
それでも、体は剣の材料となり、炎は鉄を鍛え、熱い情熱に燃えていた。
ならば、それでいいじゃないかと思う。
どんな失敗だって、次の成功のための道筋のようなものだ。
成功したって、その成功は次の何かのために使ってしまうんだ。
だったら、何も求めるものか
この生き方に悔いはない。だって、細くてもつづいている道だから、これだけが僕に許されたたった1本の細い道なんだから。
そう、だとしたら私は剣製をするために生まれてきたんだ。
今まで作ってきた幾千もの剣を糧にして、これから創る幾万もの剣を希望にして。
さぁ、いざゆかん。果てし無き剣製の道へ
きっと、この体は剣製のためにあり、だから、僕の体は剣で出来てるんだ・・・だから・・・
英単語だけ拾って、第二魔法的に別の意味を与えるとこんな感じの詩を短く圧縮したものになるのでしょうか?いくつかの意味は士郎には相応しくないという事で落としてあります。
さて、キーワードはwaiting for one's arrival と I have no regrets.
待っている と 後悔はない。
この2つがアーチャー編になると大きく変化するんですね。
次回、アーチャー編 をお楽しみに?
ちなみに、全3回の予定です。
さてさて
I am the bone of my sword
剣製のために生を受け、剣製を繰り返し、その幾多の経験が、血肉のように身に付いて我が身を構成している。
たった、1フレーズですが、この1フレーズだけで、UNLIMITED BLADE WORKSは完成してしまうんですね。
生まれて、その結果としての今の自分が内包されていますから。
そう思いながら、映画を観ると、ちょっとアチャーのセリフが楽しいかと。
第1回加筆修正
コメントを受けて、boneの部分をbone,bornの掛け言葉から、名詞的扱いから、動詞的扱いへの変更へ
a thouthand blades の扱いを a ~ s 単体で正しいとしながらも、one thouthands とoneを使わなかった用法へ
変更しました。
Painについては、士郎らしいので残してあります。Pint to で努力するという意味だと知りました。